結婚指輪を選ぶとき、デザインと同じくらい迷いやすいのが「素材」です。

結婚指輪といえばプラチナを思い浮かべる方も多い一方で、近年はイエローゴールドやピンクゴールド、ホワイトゴールドなど、ゴールド系の結婚指輪も人気があります。

  • プラチナとゴールドは何が違う?
  • 自分の肌にはどの色が似合う?
  • 毎日身に着けるなら、どの素材がいい?
  • ふたりで違う素材を選んでも大丈夫?

今回は、結婚指輪によく使われるプラチナ(Pt950)とK18ゴールドについて、それぞれの特徴や色合いの違い、ちょっとした歴史や豆知識も交えながらご紹介します。


結婚指輪の素材選びで大切なポイント

結婚指輪は、これから何年、何十年と身に着けていくジュエリーです。

そのため、素材を選ぶときは見た目の好みだけでなく、

  • 肌になじむ色か
  • 普段の服装やアクセサリーと合わせやすいか
  • どんな雰囲気の指輪にしたいか
  • 長く身に着けたいと思えるか

といったことも考えてみると選びやすくなります。

「結婚指輪だからプラチナでなければいけない」という決まりはありません。

ふたりで同じ素材を選ぶのも、それぞれ好きな素材を選ぶのも、どちらも素敵な選択です。

プラチナ(Pt950)|結婚指輪の王道素材

プラチナは、結婚指輪や婚約指輪で長く愛されてきた素材です。

自然な白い色合いと落ち着いた輝きが特徴で、上品ですっきりとした印象があります。

特にダイヤモンドとの相性がよく、宝石そのものの色を邪魔しにくいため、婚約指輪にもよく使われています。

「結婚指輪らしい王道の雰囲気が好き」
「落ち着いた白いリングを長く身に着けたい」

という方には、プラチナがおすすめです。


ちょっと豆知識|プラチナが結婚指輪の定番になったのは?

プラチナがジュエリーとして本格的に使われるようになったのは、19世紀ごろ。

非常に高い融点を持つため、昔は加工すること自体が難しい金属でした。

加工技術が発達すると、その白い輝きや希少性から高級ジュエリーに使われるようになり、20世紀には婚約指輪や結婚指輪を代表する素材のひとつになりました。

日本でも明治時代にはプラチナの加工が始まり、大正時代には帯留めやかんざしなどにも使われています。

今では「結婚指輪=プラチナ」というイメージがありますが、実はジュエリーとしての歴史を見ると比較的新しい素材なのです。


K18イエローゴールド|古くから人を魅了してきた黄金色

K18イエローゴールドは、あたたかみのある黄金色が特徴です。

華やかさがありながら、肌になじみやすく、カジュアルなファッションとも合わせやすいのが魅力。

普段からゴールド系のネックレスやピアス、時計などを身に着けている方なら、結婚指輪も自然にコーディネートできます。

「少し個性のある結婚指輪にしたい」
「アンティークのような雰囲気が好き」
「肌になじむ温かい色が好き」

という方にもおすすめです。


ちょっと豆知識|ゴールドの歴史は数千年

金は、人類が非常に古くから装飾品として使ってきた金属のひとつです。

古代エジプトをはじめ、さまざまな文明で特別な金属として扱われてきました。

金が人々を魅了してきた理由のひとつが、長い年月を経ても美しい輝きを保ちやすいこと。

その変わらない輝きから、富や権力だけでなく「永遠」を象徴する金属として扱われることもありました。

何千年も前から人を魅了してきた素材を、これから長く身に着ける結婚指輪として選ぶ。

そう考えると、ゴールドの結婚指輪も少しロマンチックに感じられます。


K18ピンクゴールド|やわらかな赤みが魅力

K18ピンクゴールドは、ほんのり赤みを帯びたやさしい色合いが特徴です。

肌になじみやすく、華やかすぎないため、自然に身に着けやすいのも魅力。

ピンクゴールドの色は、金に銅などの金属を配合することで生まれます。

同じK18でも、配合する金属の種類や割合によって色合いが少しずつ変わるため、ゴールドにはさまざまな表情があります。

「イエローゴールドほど黄色くない色が好き」
「やさしい雰囲気の結婚指輪にしたい」

という方にもおすすめです。


ちょっと豆知識|昔は「ロシアンゴールド」と呼ばれていた?

ピンク系のゴールドは、19世紀のロシアで人気を集めたことから、かつて「ロシアンゴールド」と呼ばれることがありました。

その後ヨーロッパをはじめ世界へ広がり、現在ではローズゴールドやピンクゴールドとして親しまれています。

一見すると現代的なカラーに見えるピンクゴールドですが、実は100年以上の歴史を持つジュエリーカラーなのです。


K18ホワイトゴールド|ほんのり温かみを感じる白いゴールド

K18ホワイトゴールドは、その名前の通り「白系のゴールド」です。

プラチナとよく似て見えますが、まったく別の素材。

プラチナはもともと白い色を持つ金属ですが、ホワイトゴールドは黄色い金にパラジウムなどの白色系の金属を加えることで、白っぽい色合いに仕上げています。

そのため、プラチナのすっきりとした白色とは少し違い、配合によってはわずかに黄みや温かみを感じる白色になるのも特徴です。

「白系のリングが好きだけれど、プラチナとは少し違う雰囲気がいい」
という方にもおすすめです。


ちょっと豆知識|ホワイトゴールドは比較的新しい素材

ゴールドの歴史は非常に古い一方、ホワイトゴールドがジュエリーとして広まったのは20世紀初頭とされています。

当時人気だったプラチナのような白い色を、ゴールドでも表現しようと開発されたのが始まりのひとつです。

つまりホワイトゴールドは、ゴールドの長い歴史の中では比較的新しい存在。

ちなみに、日本語でプラチナを「白金(はっきん)」と呼ぶため、

「白金=ホワイトゴールド?」

と思われることがありますが、これはまったく別の金属です。

プラチナ=Pt
ホワイトゴールド=Auを主体とした金合金

と覚えておくとわかりやすいでしょう。


そもそも「K18」ってどういう意味?

ゴールドの指輪を見ていると、よく目にする「K18」という表記。

これは金がどのくらい含まれているかを表しています。

純金を24分率で「K24」とすると、K18はそのうち18、つまり金を75%含んだ合金です。

残りの25%に銀や銅、パラジウムなどを配合することで、強度や色合いを調整します。

つまり、

イエローゴールド
ピンクゴールド
ホワイトゴールド

はすべてK18でも、残りの25%にどんな金属を配合するかによって色が変わるのです。

同じ「ゴールド」なのに色が違うのは、このためです。


プラチナとK18ゴールド、どちらがおすすめ?

プラチナとK18ゴールドは、どちらも結婚指輪に適した人気の素材です。

「どちらの方が優れている」というものではなく、色合いや雰囲気、普段のファッション、そして自分たちが指輪に込めたい想いによって選ぶのがおすすめです。

同じデザインの結婚指輪でも、素材が変わるだけで印象は大きく変わります。

Pt950(プラチナ)
白く落ち着いた輝きで、上品で王道の印象。

K18イエローゴールド(YG)
あたたかみのある黄金色で、華やかでアンティークな印象。

K18ピンクゴールド(PG)
やわらかな赤みがあり、優しく肌になじみやすい印象。

K18ホワイトゴールド(WG)
プラチナとは少し違う、ほんのり温かみを感じる白色が特徴。

写真で見ていると「プラチナが好き」と思っていても、実際に指にはめてみると、

「意外とイエローゴールドの方が肌になじむ」

「ピンクゴールドが思った以上に自然だった」

ということもあります。

結婚指輪は長く身に着けるものだからこそ、イメージだけで決めず、実際に見比べて選ぶのもおすすめです。


ちょっと豆知識|素材の“意味”から選んでみる

誕生石には「石言葉」がありますが、プラチナやゴールドに、誕生石のような正式な「素材言葉」が決められているわけではありません。

ただ、それぞれの素材が持つ色合いや歴史から、象徴的な意味を重ねて楽しむことはできます。

例えば、

Pt950(プラチナ)|「永遠・純粋・変わらぬ愛」

自然な白い色合いを持ち、ブライダルジュエリーとして長く愛されてきたプラチナ。

「これからも変わらず一緒に歩んでいく」という想いを重ねるのも素敵です。

K18イエローゴールド|「豊かさ・繁栄・永遠の輝き」

何千年もの昔から人々を魅了してきたゴールド。

長い年月を経ても美しい輝きを保つことから、「豊かさ」や「永遠」をイメージさせる素材でもあります。

ふたりのこれからの人生が、豊かで実りあるものになりますように。

そんな願いを込めて選ぶのも素敵ですね。

K18ピンクゴールド|「愛情・やさしさ・幸福」

ほんのり赤みを帯びた、やわらかな色合いのピンクゴールド。

あたたかいピンク色から、「愛情」や「やさしさ」、「幸福」といったイメージを重ねることができます。

ふたりの穏やかであたたかな関係を表す素材として選ぶのもおすすめです。

K18ホワイトゴールド|「純粋・洗練・調和」

落ち着いた白色と、ゴールドならではの温かみを併せ持つホワイトゴールド。

華やかすぎず、すっきりとした色合いから、「洗練」や「調和」といったイメージもよく似合います。

お互いを尊重しながら一緒に歩んでいく、そんなふたりの結婚指輪にもぴったりです。

結婚指輪の素材は、見た目や特徴だけで選ぶものではありません。

「この色が好き」

「自分の肌に一番なじむ」

「この素材に込めた意味が好き」

そんな理由で選んでもいいのです。

毎日目にする結婚指輪だからこそ、ふたりが見たときに嬉しくなる素材を選んでみてください。


ふたりで違う素材を選んでも大丈夫?

もちろん大丈夫です。

結婚指輪というと、

「ふたりとも同じデザイン、同じ素材にした方がいいのかな?」

と思う方も多いかもしれません。

でも、結婚指輪に決まったルールはありません。

例えば、

  • 片方はプラチナ、もう片方はイエローゴールド
  • 同じデザインで素材だけ変える
  • 素材もデザインもそれぞれ好きなものを選ぶ
  • 幅や仕上げだけおそろいにする

そんな選び方もできます。

肌の色や手の雰囲気、普段の服装、好きなアクセサリーは人それぞれ。

だからこそ、「ふたりで同じもの」にこだわりすぎず、それぞれが長く身に着けたいと思える素材を選ぶことも大切です。

たとえ素材が違っていても、形や模様、内側の刻印など、どこかに共通点を持たせれば、しっかりと“ふたりの結婚指輪”らしさを感じられます。

毎日身に着けるものだからこそ、お互いが心地よく使えること。

それも、結婚指輪選びでは大切なポイントです。


色だけではなく「自分たちらしさ」で選ぶ

結婚指輪の素材には、それぞれ違った色合いや特徴、歴史があります。

王道の白い輝きを持つプラチナ。

あたたかく華やかなイエローゴールド。

やさしい赤みを感じるピンクゴールド。

落ち着いた白色が魅力のホワイトゴールド。

それぞれに魅力があるからこそ、「どの素材が一番いいのか」と迷ってしまうこともあります。

でも、結婚指輪選びに絶対の正解はありません。

「この色が好き」

「自分の手に一番なじむ」

「普段のアクセサリーと合わせやすい」

「この素材に込められるイメージが好き」

そんな感覚を大切にして選んでみてください。

そして、ふたりが同じ素材を選んでも、違う素材を選んでも大丈夫。

結婚指輪は、おそろいにすることだけが目的ではなく、これから長く身に着けていく“ふたりのための指輪”です。

JEWELRY SUTUDIOでは、実際の素材やサンプルを見比べながら、デザインや色合いについてもご相談いただけます。

写真で見るのと、実際に指にはめたときでは印象が変わることもあります。

ぜひ、ふたりで話しながら、

「これが自分たちらしいね」

と思える素材を見つけてみてください。

素材を選ぶ時間も、結婚指輪づくりの大切な思い出のひとつです。

結婚指輪手作り体験のご予約はこちら

TOP